私たちにとって、他のみんなと同じように、2020年はとてもチャレンジな年になっているが、私的な悩みを披露するのは少し気が引ける。けれども先月、悩みのリストに新たな項目が追加された。シロアリを発見してしまったのだ。
家の庭には、コンクリートの面の上に屋根をかぶせた、ガーデニング用具収納兼作業スペースの小さなエリアがある。屋内のリフォームを終えて引っ越してから数ヶ月後、私は古いクローゼットのドアを再利用し、中央にスイングゲート付きのスクリーンを設置した。そして先日我々はルーバーパネルとゲートの蝶番辺りにシロアリの痕跡を発見してしまったのだ。(下の写真のAとB)
変な言い方だが、私たちは幸いにもシロアリ被害経験が豊富だ。それで先週、良い会社を知っていたので連絡してみたところ見事に解決!この経験に敬意を表して、以前住んでいた家での執行弥栄美が書いたシロアリブログを2回分復活させることにした。
偶然にも今年の初めに、リサ・マルゴネリのシロアリに関する本を読んだ。その本を私は強くお勧めする。自分の家でシロアリを飼うよりも、シロアリについての本を読んだ方がずっと良いと思う。
「Underbug:シロアリとテクノロジーの強迫的な物語」※正式な翻訳ではない
by リサ・マルゴネリ
また、福岡エリアでシロアリ対策にお困りの方は、私たちが長年お世話になっている髙木しろあり工務店へ!
以上、ライヤル・クリスによる紹介。以下の投稿は2005年に公開されたものです。
我家の廻りで流行な奴ら
梅雨というのにちっとも雨が降らないある日、フト見ると先だっての福岡県西方沖地震で出来たと思われる玄関の柱と壁の間に何やらブツブツが…。何かの卵?と思いながらパレットナイフを突っ込むと、白い蟻らしきものがパラパラと床に落ちてきた。「ゲッもしかしてシロアリだあ〜!」
実は我家の所在地は元は小高い山。(山という程高くは無い。丘と言うべきなのだろう。)聞くところによると小笹だの笹丘だのはシロアリのメッカらしいのだ。実際垣根の木がやられた事があったし、花壇廻りの木製の柵や木製プランターの被害にあった事はあったのだ。焦りながらも「家だしやっぱり大家さんに言うべきよね〜。気が重いなあ。」と連絡した。
数日後には大家さんから手配されたシロアリ駆除業者が調査にやって来た。床下やニ階の天井や床下迄も調査。やっぱりこれはシロアリ。それも天井まで食う「家シロアリ」という始末の悪い奴ららしい。あ〜あ。実は去年お向かいにも出現したのだ。ウチには来ないで欲しいと願っていたが、その願い空しく見事に出現してくれた。全く、来ないでいいものは来るのよね〜。
最近はこの業者さんも忙しいらしく、実際工事に入ったのはやっと雨がふり出した昨日。土砂降りの中、家の廻り数カ所に駆除する為の工事が成された。被害は私達が恐れていた程ではなさそうで、話によると割合初期に発見出来たのだそう。一時は被害状況がはっきりと分からなかった為「この家から引越さないといけないの?」と気が滅入っていた私達だが、当分は動かなくて良さそうだ。それも地震のせいで出来た家の隙間のせいで被害が分かったのだから変なものだ。(シロアリは光を嫌うので土又は食べカスで隙間を塞いでいたらしいのだ。)
まずはちょっと安心した私達だった。まだ、完全駆除には日数がかかるらしいけれど…。
-YS, 2005年7月7日
シロアリ発見から1年
福岡沖地震影響で壁と柱の間に隙間が出来た結果発見した、シロアリの恐怖に怯えたあの頃から1年が過ぎた。
先週、大家さんが契約してくれていた期間(1年)の最後の点検の為、シロアリ駆除会社の人が来た。我家を襲っていたイエシロアリは一応駆除出来たらしく、家の中に設置していた薬剤を撤去するとの事。
我家の辺りは元々小高い土地で湿気が多いシロアリメッカらしい。ご近所の話を聞いてみると、あっちのお宅もこっちのお宅もシロアリ被害にあった事があると言う。たまたま御近所の駆除も担当しているこのシロアリ駆除会社さんは、その旨を大家さんに説明してくれたらしく、あと1年点検契約を延長してくれたらしい。大家さん、有難う!(実は、駆除会社契約終了後、シロアリが復帰したらどうしようと考えていた私達だったのだ。そ〜なのです!シロアリは駆除した何万羽だけではないのだ!)
今回シロアリ駆除会社さんは床下だの1階と2階の隙間だのに入ってチェックしたのだが、面白い物を見せてくれた。それは「フンや唾液、土を混ぜて作ったシロアリの道」なのだ。蟻土とか蟻道と呼ばれるらしい。見た目は穴がたくさん通っているコンクリートだ。これを面白いと言えるのは、駆除した後だからなのだけれど。一番被害が酷かった柱の廻りで発見したそうだ。(どうしても換気が悪いお風呂場の柱。2階までン万という数の憎きシロアリくん達は到達していたのだ。)
最近大手のシロアリ駆除会社が、詐欺まがいの商売で新聞に取り上げられていた。(数年前、私達もこの会社の営業から「無料点検してあげる」ってしつこくされた経験が有る。)モチロンそういう会社には引っ掛からない様に注意して欲しいけれど、本当にシロアリの羽根アリを見かけたら別の意味で注意してほしい。ヘタに薬剤とかまいたらキチンと駆除出来なくて余計にマズイらしいヨ。特に近所で被害があった地域は御用心。6月7月が彼等のアクティブな季節らしいから。
ところで、もう土に直置きする木製の花壇用杭やフラワーポットを新たに買いたくない私だ。過去に幾個かシロアリに侵略された経験が有るのだ。ウジャウジャのシロアリはホント気持ち悪いよ〜。
-YS, 2006年7月10日