海出人ドライポイント版画, 100×150, 2020年10月シリーズ:Japanese phantoms江戸時代(多分1849年)越後国(現在の新潟県)の海で女の声が人を呼んだ。その貝に入った異形の者は自分を「海出人」と名乗り、「これから5年間は豊作だが悪い風邪が流行する。しかし自分の姿を写したものを家に貼って朝夕眺めれば病をまぬがれることができる」と告げて消えた。海出人もアマビコ・アマビエ・アリエと共通した海の予言獣だ。